ピア・サポートトレーナー養成ワークショップ終了報告
日本ピア・サポート学会大阪支部主催のピアトレーナー養成ワークショップが盛会に終わりました。
大阪はもちろんのこと、宮崎、岡山、広島、鳥取、兵庫、岐阜、富山、長野から参加いただき総勢46名(受講者31名。スタッフ9名、コーディネーター5名、会長1名)
でした。
大学(笹井先生)・高校(萬田先生)・中学校(小山田先生)・小学校(佐伯先生)からの実践報告もしていただき、大阪支部のピア・サポート活動の広がりと深まりを実感したとの高い評価をいただきました。ありがとうございました。
ピア・サポートトレーナー養成ワークショップin大阪
参加された先生方の声
◆他校種の方々と話ができて楽しかったです。特に、大学の現状がわかって驚きもし、小学校での心のたがやしの必要性をあらためて感じました。少しずつでも、また明日から活動していきたいと思います。(神戸市公立小学校)
◆スタッフのみなさま講師のみなさまありがとうございました。養成ワークショップは複数回参加すべきだと実感しました。自分が参加していろいろ気づきがあるから、自分が生徒にする時役に立つからです。こういう体験型のワークショップを岡山でも開こうと思っていますがpeerがいなくて今探している最中です。岡山での仲間をどんどん増やして大阪のようにしたいです。いろいろ出会いがあってすてきな時間でした。感謝です。ありがとうございました。(岡山県公立中学校)
◆二日間ありがとうございました。先生方のお話くださった全てが私自身にとって為になる事ばかりでした。初めて参加させて頂きたいですし、学会にも入会させていただきたいと思いました。様々な先生方とも交流させていただき「またアドバイスしますよ」と色々な先生からお声かけいただけて大変ありがたく心強く思いました。本当にありがとうございました。そして今後共、どうぞよろしくお願いします。涙あり、笑いありの楽しい二日間でした。元気をいただいた気がします。(兵庫県私学高等学校)
◆ピア・サポートというのは7・8年前から色々な所でワークなど経験させて頂いていましたが、今回のように学ぶのは初めてであっという間の充実した二日間でした。これまでは個人レベルで自分の授業、クラスで取り組んでいましたが、これからはもっとはっかりしたビジョン、目的を明らかにして学校全体の生徒に、そして教職員にも知らせ実践していきたいと思いました。(大阪府公立高等学校)
◆今回の研修でピア・サポートについての理解が深まり、有意義でした。また今回の研修には小・中・高様々な学籍の先生方がいらっしゃったのでそれぞれの違った課題、共通の課題などを聞くことが出来ました。それと小学校の先生の役者ぶりはすごかったです。今後は私自身がピア理論の学びを進め、実施していくことと共に、ピアの理解者として学内でピアを宣伝していこうと思います。(大阪私立大学)
◆ピア・サポートについて本でしか読んだことのない(実践など当然やっていない)私ですが、ますます興味を覚えました。私は「子どもたちが仲間とかかわろうとしない。クラスの班長ですら掃除をしていない自分の班員に注意しようとしない。以前の子どもたちに比べ体育大会のような行事で盛り上がらない。また当日は盛り上がるにせよ練習で燃えない、大縄などの練習をやりたくないという仲間に対して声もかけない。声をかけたとしても教師に言われたから・・」という思いを強くもつようになり、今までのリーダー指導(例えば行事の企画・運営・毎朝の班長会、委員会主催のあいさつ運動などのキャンペーンetc)だけではだめだ、何かプラスアルファのことをしなければという思いでいます。(岐阜県公立中学校)
◆比較的ピア・サポーターの養成など早めに取り組んでいる高校に勤務させてもらって、その効果なども見ていて必要性は十分感じていましたが、この二日間を終えてそこに理論がくっついたことで、進学普通科高校だからこその必要性を感じるようになりました。ずっとよい子で問題らしい問題にぶつからず、ぶつかっても周囲の救済により守られている生徒にも問題をのりこえる力をつけていくことが大切だと感じ、また、学校に戻ってより意欲的に取り組んでいこうと思います。「仲間」の存在によって元気をいただきました。ありがとうございました。(岡山県公立高等学校)
◆今回のワークでは振り返りの重要性を再確認しました。書くこと、話すこと、話し合うこと、まとめること、そして振り返ることを通して何回も自分の中を考えが通っていき充実し柔軟になっていくのを感じました。驚いた体験は「りんごの取り合い」でした。妹役の人が力強く取り上げたことに反応するように姉役の私も力づくで取り返そうと力をいれました。人生の中で初めての“取り合い”でした。このことはついしてしまいがちな“対応”でしてなく、相手の行為に“反応”していることにもつながるエピソードだと思いました。ありがとうございました。(宮崎県教育関係機関)
◆ピア・サポートは初めて学びますがピア・サポートとは何か、いかに今の子どもたちに必要なのかということを理解することができました。演習は実際にプログラムを体験することで自分への気づきや他者理解の基礎を学ぶことができました。とても楽しい演習であっという間に時間が過ぎましたが、これからもピア・サポートを実践できるよう研修していきたいと思っています。(広島県立大学)
◆ピアの授業を取り入れているものの、実際の活動に発展させることができず中断してしまっていたところだったので、講義を聞いてピアの良さを再確認することができモチベーションが上がりました。実践報告では各先生方の様々な取り組みをしることができ、勇気づけられました。結果を急がず焦らず気長にやっていこうと思います。(兵庫県私学高等学校)
◆思い切って参加してよかったです。こま切れで学んだピア・サポートがやっと一つにつながった気がします。ピア・サポートを教職員研修の中に入れていくと教員の資質向上が児童生徒へもつながっていくように感じました。しかし県の立場で新しいことに挑戦することの大変さも同時に感じる二日間にもなりました。まずできることから少しずつやってみます。今後も大阪のみなさんと一緒に学び続けたいと思っています。お世話になりました。(鳥取県教育機関)